物語る亀の日常

井中カエルが日常のことについて適当に喋るブログ

カエルと主が語る景気の真相:日経平均バブル越えの理由とその意味

 

はい、てなわけで今回の雑記記事の内容は経済についてです

 

日経平均が34年ぶりに過去最高を更新したね

 

カエル「投資好きだもんね、そりゃ注目して当たり前か」

 

主「別にお金が好きなわけではないけれど……

 自分の場合は、多分あんまり良くないんだけれど、ポイント増大ゲームとして見ている部分がある。1万円を1万ポイントとして見ていて、元々シュミレーションゲームが大好きだから、感覚的に合っちゃってるね。

 だから逆に言えばギャンブルは1番やっちゃダメなタイプ。

 お金を失うことに愕然としないし、負けることに意義を見出してロマンを感じるから。

 寺山修司みたいなもん

 じゃあ、ざっくりと始めますか」

 

 

 

 

 

日経平均が過去最高を更新

 

ではこのニュースに対してどのように見ているの?

 

www.nikkei.com

 

思ったよりは早かったけれど、まあこの結果自体は全く意外ではない

 

カエル「投資が好きな人やアナリストも、あと2年くらいはかかるかも……早くても来年ってイメージだったから、この2月早々に超えてしまうのは予想外って声も大きいよね」

 

主「そうだねぇ…

 基本的には世界中で金が余っているから、その行き先に日本が来ただけだけれど、でもいいことではあるでしょね」

 

日経平均が爆上がりした要因って何?

 

じゃあ、簡単に下にまとめてみたよ

 

  1.  円安
  2.  中国経済がオワタ
  3.  日本の収益性に再注目

 

① 円安で海外からバーゲンセール

 

まずは円安が1番なんだね

 

これが1番大きいかもね

 

カエル「そりゃ、簡単に1ドル100円時代と1ドル150円時代を比較すれば、300円のものを買うのに3ドル必要だったものが、2ドルで買えるんだもんね」

 

主「円安っていいの? 悪いの? って話があるけれど、そんなものは業種にも状況にもよるから何とも言えない。

 でも株を買うならば今の状況は、海外→日本であれば絶好の機会。

 もう、最高、買わないと馬鹿くらいの勢いなんだよ。

 ③にも繋がるけれど、日本株って世界で比較すると安いんだよ。日本人が日本を信じてないから。

 そこで円安だから、そりゃ海外はこぞって買いに来るという構図なわけ」

 

ちなみに、今からアメリカの株を買うというのは?

 

……成長を信じているならばアリだけれど、自分は絶対しないかな

 

主「アメリカの株は株価自体も割高で円安だから、全くお得感がない。

 まだ中国の方が買うのを理解できる気がする……けれど、中国は中国で問題あるけれどね」

 

中国経済がオワタ

 

2つ目は中国経済の問題ということだけれど……

 

これまでの世界経済の牽引役だった中国経済が、もうかなり崩れているんだよ

 

カエル「それまで急成長を遂げてきたけれど、コロナの時のロックダウンの影響もあって経済的にはかなり難しいことになっているということだね」

 

主「例えば2023年12月の学生を除く若年層の失業率は14.9%って報道もあるんだけれど、失業率もかなり高まってきている。

 株価だって海株式市場の株価指数がめちゃ落ちていてい、2021年9月から比較して27%くらい落ちている。不動産価格も下落の一方、出生率も下がる一方で今や日本以下とも言われている。

 さらに台湾との問題も抱えていて、軍事的な地政学的リスクもある。

 まあ、明るいニュースはないよね」

 

それが嫌になった投資家が多いと

 

中国の後にどこに入れるのか? って話なんだよ

 

カエル「中国から日本にお金が流れてきている……

 あれ、でも日本以外の国もあるんじゃないの?」

 

主「あるけれどさ……どこに入れるの? って話。

 株式の注目国で上がるのはインド・アメリカだけれど指数的にはめちゃ高い。特にアメリカはバブルって言ってもいいレベル。

 EUはドイツですら成長率が-0.3%と言われていて、イギリスも+0.3、フランスも0.8くらいと軒並み低成長。

 まあ、アメリカに入れるのはまだアリかもしれんが……高すぎて嫌がる投資家は多そうだよね」

 

③ 日本の収益性に再注目

 

そこで登場するのが日本だと

 

日本人が最も過小評価する国、それが日本だからね

 

カエル「どこも国民も自国には厳しいものだと思うけれどね」

 

主「日本の場合も経済成長率そのものは高くないけれど、さっきも言ったように円安だからそもそも海外から見て安いんだよ。

 しかも、収益率と比べても株価が安い。

 ほんと、バーゲンセール。

 日本人が買わないからね。

 そこにウォーレン・バフェットという投資界の神様みたいな爺ちゃんが日本の商社株を買って、世界中がびっくりした。で、再注目されると『日本って安くね?』となる。まさに石油王が買ったくらいのびっくり現象が起きた。

 一応日本の世界時価総額ランキングで見るとアメリカ・中国に次ぐ3位だから、この2国がダメならば日本へ、というのは流れとしても変ではない。だから中国はアカン、アメリカは高い、じゃあどうするか? となって、日本に流れる」

 

待望のインフレが起きた日本

 

2023年に任天堂の株をサウジアラビアのファンドが爆買いしていたよね

 

あの時が5500円くらい? で今は8500円前後だから、まあ爆益だよね

 

カエル「円安が海外株を呼び込む要因なの?」

 

主「あとはインフレだよね。

 今、世界中が苦しんでいるのはコロナ禍の時に経済対策しまくって、お金をじゃんじゃんばら撒いて、その結果コロナショックは早く終わったんだけれど、逆に金が有り余ってしまった。結果インフレ。

 でも、世界中でインフレで喜ぶ国がある。

 それが日本」

 

ずっとデフレだったからねぇ

 

インフレ下なのに政府の増税とかのデフレ対策&民間のコストカット&個人の節約思考をやりまくった結果、全く賃金も物価も上がらない国になった

 

主「『やったぜ、インフレしてるぜ! 値上げだ! 企業の収益も上がるぜ! じゃあそれを従業員に還元な』というのが今のターン。

 だから日本の大手はめっちゃ儲かっているって構図だね」

 

株価上昇は庶民にいいことなのか?

 

じゃあ、株価が上がるのは庶民にはいいことなの?

 

悪いことではないよ

 

カエル「なんだか、一部の資本家しか恩恵を受けていないというけれど……」

 

主「それはそうだけれど……あれ、自分は恩恵を被っているけれど、資本家なのか?

 庶民のつもりなんだけれどなぁ。

 それは置いておくとして……株価が上がれば経済活動は活発化するし、設備投資もしやすくなる。そうなると当然、工場を建てるなども行うわけでさ、そうしたら建設業の人々がやってきて、周辺のご飯屋さんにも通うようになる。

 で、工場が完成したらそこに当然人が入るわけで、運転要因の人が入る。さらに清掃業者やメンテナンス業者が入る……って具合に、循環するんだよ。

 スケール感が大きくなればなるほど、末端の庶民には遅れてくるものだから、実感はまだ湧かないだろうけれど……でも、まあ、よくなるんじゃないの? とは思う」

 

結局は景気の気は気分の気で、マインドの問題

 

最終的には景気は気分の問題だと

 

日本が景気が悪いって、自分に言わせて貰えば間違いだからね

 

カエル「どのデータを活用するか? ということだよね」

 

主「有効求人倍率が1.2くらいあって、新規求人倍率は2.2倍くらいあって、失業率が2.6%くらいでしょ。

 それで株価が過去最高になって、不動産価格が更新して……これで景気が悪いっていうのは、まあ、なかなかに無理があるような気がする。

 でも気持ちはわかるんだよね。

 いい思いをしていないっていうかさ。

 結局は景気ってのはマインドのものだから……それをどう感じるかは、その人の立場によるんじゃないかなぁ」