ブログ制作の箸休めに、ブログを書こうのコーナーです
漫画家さんやイラストレーターさんが息抜きに落書きする気持ちがわかるわぁ
カエルくん(以下カエル)
今回も雑談コーナーですが、一部の投資ファンから総スカンをくらいそうな内容を書いていきます
主
……インデックス投資信者、多すぎるからねぇ
カエル「今や新NISAも始まって、投資ブームがきているような状況で、人によっては『靴磨きの少年』って言っている人もいるような状況だね」
主「言わせておけばいいさ。
靴磨きの少年ってのは、判断するのがプロの投資家だから意味があるわけであって、投資素人がそういう分には、全く意味がない。
そんで、ちゃんとした投資家は靴磨きの少年をバカにしないよ、多分。ちゃんと少年に合った投資スタイルを教えてくれるもんだ」
カエル「はぁ?
それでは、早速記事をスタートしましょうか」
インデックス論者があまりにも多すぎる問題
で、今回言いたいことはなんなの?
もうさ、猫も杓子もインデックス論者すぎて、面白くないよね
カエル「……面白くないってのも変な話だけれど、まあ、でも投資の話を聞いていると基本はインデックス投資の話ばかりだよね。
一応投資を知らない方にも説明すると、インデックス投資とは日経平均とか、アメリカならナスダックなどの指数に連動するようにできている投資スタイルのことです。
例えば一昔前は東電の株を持っておけば安泰と言われていましたが、ご存じように東電株は暴落しました。そのようなリスクがあるので、日経平均株価を構成する企業とか、あるいはもっと広くアメリカ全体、世界全体の企業を広く買えば、暴落も防げるという考え方です」
よく言われるのは『1つのカゴに卵を全部入れるな』ってやつだよね
カエル「1つのカゴに卵を全部入れる=資金を全部1つの株を買う、とカゴを落としたら卵は全部割れます。
だけれどカゴを分散すれば、1つのカゴを落としても多くの卵は無事、という考え方です」
まあ、正しいと言えば正しいよな
カエル「その考え方が今はかなり根強くなっているんだよね」
主「もう、猫も杓子もインデックス、インデックス……まるでインデックス以外は投資じゃないみたいな勢いだからなぁ。
投資系YouTuberとか、全員同じこと言っていて、ホントつまんないもんだよ」
インデックス投資はオススメしやすい!?
いや、でも、それだけいい投資手法ってことでしょ?
いや、単純にオススメしやすいってだけでしょ
カエル「オススメしやすい?」
主「だって、責任取らなくていいじゃん。
インデックス投資をオススメして暴落したら『お前が勧めたんじゃないか!』と言われても、全体が下がっているからしょうがありません、そういうことも含めてリスクがある手法だと説明していますよ、って言える。
個別株ならばオススメしたら法律・道義的な問題もあるかもしれないし、下がったらそれこそオススメした自分の株(評判という意味の方)が下がるってもん。だけれどインデックスは、個人の読みとか無縁の世界だから……国の経済や戦争を個人がどうしようもないのと同じで、もうそれはそういう運命だから仕方ないって話」
……それも含めて、インデックス投資って優れているんじゃないの?
そうと言えばそうだね
主「でもさ、全く面白くないじゃん。
だから、自分は今回あえてアンチインデックス投資論を述べてみる」
カエル「……ちなみに、主はインデックス投資してるの?」
主「やってるよ。
旧NISAだってオルカン(全世界)のインデックスファンドに入れてたし、新NISAも積立枠は淡々とオルカンに入れてる」
カエル「……じゃあ、説得力ないじゃん!」
主「あくまでもサテライト(補助的)な運用だよ。
本命は個別株だし、集中投資。その理由をこれから話していこう」
アンチインデックス論
理由① 何を選んでもそんなに変わらない
えっと……これはどういうこと?
もう、これが全てといえば全てなんだけれどさ
カエル「何を選んでもって、どういうこと?
日経平均に入れるのか、アメリカに入れるのか、全世界に入れるのか、それともアメリカの優れた企業のSP500とか、色々な指数があるじゃん」
主「全部一緒。
同じ同じ。誤差みたいなもん。
よく手数料とか、色々言われるけれどさ、そんなもんがなんだって話だよ。年利10%と8%と5%で、どれが優れているのだろうか? みたいな話をしているけれどさ、どっちも一緒じゃんって」
……その2%なりの差が、ものすごく大きいんじゃないの?
そんなん、個別株に比べたら大したことないよ
カエル「そりゃ、まあ、そうだろうけれど……」
主「例えばさ、任天堂の株なんて1年(2023年の4月ごろと比較)で50、60%くらい上がっているわけ。全体を見ても今が絶好調というのはあるけれど、日本の大型株は結構上がっているのも多いんだよ。
アメリカに目を向けると、例えばメタなんて一時期の3倍くらい上がっているわけじゃん」
いや、それは結果論でさ、下がっている株だっていっぱいあるんだから……
だから、ここで重要なのは上がり幅と下がり幅(投資用語でいうリスク)のことなんだよ
主「インデックス投資のリスクってのは確かに割と低いけれど、同時にリターンも低い。それを承知の上での投資方法のはずなのに、SP500だ、オルカンだ、日経だとどれが1番リターンが来るかと争うこと自体に意味はない。
株の基本はリスク(値幅)を大きくしたいなら集中、小さくしたいなら分散。
そして分散が効いているインデックスに入れている以上、リターンをの数%の差をを気にする必要はない。100万円入れて年間10万稼げるのが、11万、12万になっても、個別株で上がる幅に比べれば大して違いはないからね。個別ならば場合によっては200万円になるから」
理由② インデックス投資に人間の心理が耐えきれない
次の理由はインデックスが最強の投資方法ではないってことだけれど……
みんなもよく知る日経平均の過去40年を見て欲しいんだよね
つい最近、日経平均株価が34年ぶりに最高値を更新したね
カエル「けれど、それがどうしたの?」
主「じゃあさ、1987年の段階で、日経平均に投資できますか? って話。
今の水準でこのグラフを知っていると、それは怖いし、馬鹿げていると思うだろう。だけれど、当時にいたらどう思うか? って話。ブラックマンデーの暴落で『よっしゃ、買い時!』って、インデックス投資なりににぶっ込むんじゃない?」
カエル「……確かに、割高でも買っちゃいそうな気はするかなぁ」
で、全世界でも画像も見てほしい
この画像でいう1999年ごろからその値段を更新するのにざっと10年弱かかっているわけじゃない
主「逆にいえば、日経平均も34年で過去最高値を更新したし、経済は必ず右肩上がりになるというデータともいうことができる。
では、あなたは1987年くらいの日経平均に、あるいは1998年くらいの全世界株に、愚直にインデックス投資ができますか?
いや、今は中国経済は右肩下がりだからお金を入れるタイミングじゃないのでは……
なぜ? 安い時に仕込めるチャンスだし、経済は必ず復活して成長するというのはどのデータも示している
主「それが10年なのか、20年なのか、あるいは日経平均のように34年なのかはわからない。もっとかかるかもしれないし、一気に暴落してロシアみたいなことになるかもしれない。
でも、長い年月でいえば、むしろ低迷期が長ければ長いほど、復活した時のお金は増えている!
それがインデックスだ!」
……むちゃくちゃだよ
だから、難しいんだよ
主「真面目な話、下がり続けているところにインデックス投資をやり続けるのはかなり難しい。
株に勝つのは簡単といえば簡単なんだよ。安い時に買って、高い時に売ればいい。
でも実際は人間の行動は真逆。高い時に買いたくなって、安い時に売りたくなる。
実際、自分も買いはできる方だと思うけれど、売りが下手で高い時に売れずに、そのまま下落することだって多いしね。株は買いより売りが難しいと言われるのもよくわかる。
今はアメリカも様々な指数も上がり続けているから、狂乱のように握り続けていることができる。でも実際暴落が来たら……あるいは停滞が来たら、たとえ元々20年、30年積立続ける予定のインデックスでさえ、その握力を握り続けるのは、相当難しいのではないか」
理由③ インデックスによって上流企業にしかお金が回らない
そして理由3つ目ですが、これは個人ではどうしようもないことだけれど……
インデックスがあまりにも幅を効かせすぎて、時価総額も大きい上流企業にしかお金が回らなくなっている
カエル「日経平均が過去最高を記録したけれど、全体がいいわけではなくて……特にグロース市場なんかは、ほとんど伸びていないんだよね」
主「もちろん、グロースからプライムへと移行する株も多いから、指数だけで語ることはできないけれど……今の日経爆上げの恩恵を、グロース系の企業は受けていない。
それはインデックスというよりも外国のファンドがお金を入れられないほど小さい会社が多いというのもあるけれど、結局は大きな会社にしかお金が入らないんだよね」
富める者はより富んでいくのが資本主義ではあるけれど……
歪は歪な状況だよね
主「本来の株式投資は……本来論をしても仕方ないかもしれないけれど、リターンを期待するのもあるけれど、同時に投資する価値があると思うアイディアや会社に投資するものなんだよね。
インデックスというのは、その価値が見抜けない、興味がないからお金を増やす手段でしかないという話になる。それを果たして投資というか。むしろ、それこそ見方によっては投機なのではないか。まあ、投機だと思って入れているならば、問題ないのだけれど。
今のインデックスだけでいい論は、ある一面からすると間違えてはいない。だけれど、それを推進しすぎていないか? とは、切に思うね」